デイサービスおむすびでは先月、聴覚に障がいのある学生さんの実習の受け入れをおこなっていました。
その学生さん(以下、Aちゃん)は、今回で3回目の実習。利用者さまの中にはだいぶAちゃんと打ち解けている方もいらっしゃいました。
そんなAちゃんが実習を終えて、しばらくたったある朝の事でした。
ひとりの利用者さまが来所するなり突然、
「手話を覚えてきたんだよ」とおっしゃられました。
たしかに日ごろからお手伝いなど、なにかと積極的にしてくださる方だとは言え。
さすがに職員が、その理由を伺うと…
「だって、Aちゃんとおはなししようと思ってさ!」と笑顔で答えて下さいました。
我々のような介護の仕事をしていると、利用者さまとのコミュニケーションを円滑にするために様々なコミュニケーションスキルを身に付けていく。なんてことはよくあったりします。
ただ、利用者さまが職員(実習生)に寄り添おうとされる機会というのは、なかなか見られる事ではないように思うんです。
残念ながら、Aちゃんの実習はすでに終了してしまいはしましたが。
朝から職員一同、とてもほっこりさせられるひとときでした。
さまざまざ個性の人が集まると、そりゃもちろん問題や越えなきゃいけない課題が出てくることもあるでしょう。
でも逆に、今回のような素敵な化学反応がおこる可能性だってあるわけです。
それぞれの個性が活かしあえる環境。どんどん拡がっていけばいいなあと思います(^_^)